マヨネーズはカロリーハーフをよく買うよ。最近はカロリーをやたら気にするようになったし。
「カロリーハーフ」って書いてあるとカラダに良さそうだし、食べるときに罪悪感みたいなものが少し和らぐのよね。
ところで、カロリーハーフのマヨネーズってそもそも健康的なモノなの?
こんな人のための記事です。
こんにちは、無添加ッパです。
最近やたらと、
- カロリーハーフ
- 糖質オフ
- 減塩
最近は、こういった一見カラダに良さそうな商品で溢れていますよね。
でも実際はどうなの?
こういった疑問を感じている人も多いはず。
なので今回は、カロリハーフのマヨネーズに絞って解説していきます。
この記事を読めば、
- カロリーハーフのマヨネーズとは何か
- カロリーハーフのマヨネーズの添加物
- カロリーハーフのマヨネーズは結局、体にいいのか
↑がわかります。
企業のセールストークに惑わされないように、カロリーハーフの裏の部分も見ていきましょう。
先に簡単な結論です。
カロリーハーフのマヨネーズは、体にいいとは言い難いです。
ただし、カロリーのみに限定するのであれば、カロリーハーフはオススメといえます。
【主な理由】
理由①:カロリーは減だが、添加物は増
理由②:カロリーは減だが、塩分・炭水化物は増
理由③:原料に「遺伝子組み換え」使用
この記事はだいたい4〜5分で読めるものになります。
それでは解説していきます。
カロリーハーフのマヨネーズとは
「カロリーハーフ」のマヨネーズとは、その名のとおりカロリーが半分のモノです。
これを聞いて、
- カロリーが少ないって健康的じゃん!
- ふつうのモノより少し高いけど、こっちのがなんか良さそう!
- ダイエット中なら、絶対にコッチよね!
カロリーハーフ、なんて響きの良い言葉なんだ!
こう考えた人は、少し注意が必要です。
カロリーハーフのマヨネーズには、意外な裏の顔もしっかりと併せ持っています。
ふつうのマヨネーズとカロリーハーフのマヨネーズはモノが全く違います。
- マヨネーズ
- カロリーハーフのマヨネーズ
この二つは似て非なるモノです。
マヨネーズの定義は、
食用植物油脂の重量の割合が65パーセント以上である。
コレ以外にもマヨネーズの定義はありますが、油の割合に関してはこのように決められています。
一方、カロリーハーフのマヨネーズは、
油の割合が65パーセント未満なので、マヨネーズの定義には当てはまりません。
「そうです」
『実は、カロリーハーフのマヨネーズは、マヨネーズではないんです』
…………….ん?
もう一度いいます。
カロリーハーフのマヨネーズは、マヨネーズではないんです。(ドヤ顔)
ちなみに正式名称は、
サラダクリーミードレッシングといいます。
食用植物油脂の重量の割合が、10パーセント以上50パーセント未満のモノ。
つまり、
- マヨネーズ
- カロリーハーフのマヨネーズ
繰り返しですが、コレらは全くの別物です。
実際に「カロリーハーフ」と謳っているマヨネーズのパッケージを見てみると、
「マヨネーズ」の文字はどこにも書いていません。
だいたいは、
- サラダクリーミードレッシング
- マヨネーズ風
といった表記になってると思います。
マヨネーズといって真っ先に思い浮かぶ企業は、キ○ーピーだと思います。
実際に大手メーカーの商品である
- マヨネーズ(ふつうの)
- マヨネーズ(カロリーハーフ)
の原材料の比較をしてみると、
種類 | ふつうの | カロリーハーフ |
原材料 | ・食用植物油脂 ・卵黄 ・醸造酢 ・食塩 ・香辛料 ・調味料 (アミノ酸) ・香辛料抽出物 | ・食用植物油脂 ・卵 ・醸造酢 ・食塩 ・砂糖 ・香辛料 ・たん白加水分解物 ・増粘剤 ・調味料 (アミノ酸) ・香辛料抽出物 |
マヨネーズとカロリーハーフの原材料比較
カロリーハーフの方には、
- 砂糖
- たん白加水分解物
- 増粘剤
この3つが原材料にプラスで追加されているのが分かります。
また、カロリーハーフの方は全卵を使用しています。
これは、「かさ増し」の目的です。
ちなみに、
コレよりも更に80%カットした商品には、
人工甘味料が添加物として使われています。
カロリーを減らせば減らす分だけ、他に何かが足されていくんですね。
実際に、栄養成分の比較もキ○ーピーの商品を参考に見てみましょう。
大さじ約1杯(15g)当たりを基準にしています。
ふつうの | カロリーハーフ | |
エネルギー | 100kcal | 49kcal |
たんぱく質 | 0.4g | 0.4g |
脂質 | 11.2g | 5.1g |
炭水化物 | 0.1g | 0.3g |
食塩相当量 | 0.3g | 0.4g |
たしかにカロリーは半分ですが、
炭水化物と塩分はカロリーハーフの方が多いです。
これはカロリーハーフにするために、色々と原料が足されたことが原因です。
Q.カロリーを半分にできるのはなぜ?A.添加物を使っているから
そもそも、なんでカロリー半分の油の量にすることができるんだろう?
たしかに、よくよく考えてみると疑問がわきますよね。
ズバリそれは、添加物を使っているからです。
カロリーハーフのマヨネーズは、
- 本来使うはずの油の量を減らして、
- 「かさ増し」として水を使う
- ①、②を調整するために添加物を使う
こういうモノです。
③には増粘剤という添加物を使います。
増粘剤は、添加物としての危険性は低いといわれていますが、
懸念点としては、
原料に「遺伝子組み換え」のトウモロコシなどを使用している可能性が高いことです。
「遺伝子組み換え」の食べ物については、いまだ安全性が確認されていない状況なので、できれば避けておきたいですね。
注意すべきは原材料は、添加物ではない「たん白加水分解物」
カロリーハーフの原材料には添加物でない、
たん白加水分解物が使われます。
コレは、植物性または動物性のたんぱく質を塩酸で分解してつくられます。
その過程で、クロロパノール類といった、
発がん性物質が発生するといわれています。
「たん白加水分解物こそ一番問題がある」との指摘があります。
たん白加水分解物は、添加物ではなく食品として分類されます。
このたん白加水分解物は、カロリーハーフのマヨネーズに限らず、多くの加工食品によく使われています。
カロリーハーフのマヨネーズに使われている添加物
使用されている添加物は、
- 調味料
- 香辛料抽出物
- 増粘剤
がよく使われています。
ただし①、②はふつうのマヨネーズにも使われています。
①調味料は、味を調整するために使われます。
この調味料は、人工的な添加物です。
調味料に関しては、いろいろ賛否両論ありますが、
よく指摘される点は、
- 発がん性のリスク
- 人によっては、顔から腕にかけて熱くなったり痺れを感じる
- 味覚を壊すリスク
この「調味料(アミノ酸)」は、色々な加工食品に使われているので、全て避けるのはかなり難しいと感じます。
②の香辛料抽出物は、風味をつけたり、強くしたりするために使われます。
この香辛料抽出物は、天然の添加物です。
こちらは、それほど危険視はされていません。
③の増粘剤は、粘度を出すために使われます。
カロリーハーフのマヨネーズには、キサンタンガムという、天然の添加物が使われることが多いです。
懸念点は、原料に「遺伝子組み換え」が使われている可能性が高いことです。
まとめ:カロリーハーフのマヨネーズは、マヨネーズよりも体にいいとは言い難いと思います。
まとめです。
- トータルで考えれば、ふつうのマヨネーズよりも健康的とはいえない
- カロリーハーフのマヨネーズは、マヨネーズではない。(正式名称は、サラダクリーミードレッシング)
- ふつうのマヨネーズよりも添加物は多い
- たしかにカロリーは少ない
- が、ふつうのマヨネーズに比べて塩分・炭水化物は多い
個人的には、ふつうのマヨネーズの方を選びます。
ただし、ふつうのマヨネーズにも懸念点はあります。
- 調味料(添加物)が使われている
- 原材料の油が「遺伝子組み換え」の可能性がかなり高い
- トランス脂肪酸について
↑コレらがイヤな人は、
なるべく原材料にこだわっているマヨネーズを選ぶことをオススメします。
ただ、そうなると価格は2〜3倍とかになってしまいます。
正直、原材料から全てこだわり過ぎると、お金が掛かりすぎて、とてもじゃないけど無理なのよね….。
ほんとそのとおりですよね。ぼくも無理です。
全てにこだわっていたらキリがありませんし、
なにも食べれなくなってしまいますよね(泣)
なので、
- 自分のできる範囲で
- 長く続けられるやり方で
- 心が穏やかなラインで
こだわっていければいいと思います。
こだわる人も、こだわらない人も結局最後は「自分が信じる道を選ぶ」コレが一番だと思います。
それでは、またねっ!