この商品は「無添加」って書いてあるから安心だね!
裏ラベルを見た時に”/”(スラッシュ)以降が添加物だから”/”がなければ無添加。つまり体にいいってことでOKだよね?
こんな人のための記事です。
- スーパーやコンビニで売っている商品の中には「無添加」の表示があっても
- 裏ラベルに添加物の記載がなくても
実は安心できない場合があります。
今回の記事は、そういった無添加の落とし穴について
個人的に「コレは気をつけるべき」という原材料を紹介します。
この記事を読めば
- 「無添加」表示をそのまま鵜呑みにせずに
- 商品選びの際に、真の無添加を選ぶポイント
が分かります。
企業の大々的な無添加表示に惑わされずに、真の無添加商品を探し出せる手助けができればと思います。
まずは結論です。
「添加物じゃないケド、コレってほぼ添加物じゃない!?」ってモノです↓
- たん白加水分解物
- 酵母エキス
- ブドウ糖果糖液糖
- ショートニング
この記事は、だいたい3〜4分くらいで読めます。
それでは、それぞれ解説していきますので、しばしお付き合いのほどよろしくお願いします!
無添加表示ができる原材料4選
スーパーに行くと「無添加」の商品を見かけたりします。
お!?コレ無添加じゃん!!
ちょっと高いケド買っちゃえ!
「無添加」
「添加物不使用」
「化学調味料不使用」
↑こう書いてあると、なんだか体に良さそうに思いますよね。
ただし、
ソレって本当に無添加でしょうか?
たしかに、
- 「無添加」としての定義には当てはまっているけど
- 正直なところ「無添加」と大々的にアピールするのには少し納得ができない
世の中にはこんな商品が意外と多いです
もし知らずに買ってしまえば、
- せっかく高いお金を払って買ったのに、、
- 健康のために買っていたモノが逆に、、
こういう後悔が生じてしまうかもしれません
なので今回は、
添加物じゃないケド、それって無添加とは言えなくない!?
そんな代表的な原材料を4つを紹介します。
4つとキリが悪いのは何卒ご容赦くださいませ
①たん白加水分解物
1つ目が「たん白加水分解物」です。
コレは「タンパク/カスイ/ブンカイブツ」と読みます。
肉や大豆などのたんぱく質を塩酸や酵素で分解してつくられるアミノ酸のコト
たん白加水分解物はざっくり言ってしまえば、味の補強剤です。
コレは添加物でなく食品に分類されます。
「たん白加水分解物」が使われる理由は、
- 簡単に
- 安く
- 濃厚なうま味
を実現できるからです。
ちなみに「たん白加水分解物」の何が問題なの?
↑についての回答は
- 製造過程で塩酸を利用している
- 遺伝子組み換えの原料
- クロロパノール類という発がん性物質の生成
基本的に、①たん白加水分解物は「塩酸」と「酵素」どちらか一方を使って分解しますが、
はやく簡単に分解できることから、「塩酸分解」の方がよく使われるとのことです。
そして問題はこの「塩酸分解」の方です。
いくら塩酸の量や割合が、人間に影響が出ないとしても、そもそも塩酸の毒性はかなり強いです。
また塩酸を使うことにより、毒性のある塩素化合物が生成されるリスクがあるとも言われています。
この「塩素化合物」は発がん性が疑われている物質として指摘されています。
次に、②の「遺伝子組換え」の原料については、
たん白加水分解物をつくる際に、大豆などの植物性のたんぱく質が使われている場合は、
「遺伝子組換えの大豆」が使われている能性が高いです。
「遺伝子組換え」の商品をなるべく避けている人は多いと思いますが、
こういった「たん白加水分解物」のような
- あまり馴染みのないモノ
- よく分からないモノ
に使われているケースが多々あります。
わたしは「遺伝子組換え」の食べ物は全く食べてないよ!
という人も、購入した商品に「たん白加水分解物」がある場合は、知らず知らずのうちに食べている可能性が高いです。
実際に、この「たん白加水分解物」は、ありとあらゆる商品に使われています。
- カップラーメン
- 冷凍食品
- レトルト食品
- 駄菓子
- スナック菓子、など
他にもまだまだあります。
実際に商品の裏ラベル見ると、「コレも!?」「え、アレも!?」みたいな感じになります。
③については、動物性、植物性のたんぱく質を問わず「塩酸分解」する過程で
発がん性が疑われる「クロロプロパノール類」が生成されます。
たん白加水分解物が入っているモノは、なるべく避けた方がいいと思いますが、
正直かなり難しいです
なぜならそれほど多くの食品に使われているからです。
できれば避けたいけど、全て避けるのは難しい。
残念ですが、コレが現状です。
ここはもう各自の温度感で線引きしていくしないと思います。
②酵母エキス
2つ目が「酵母エキス」です。
商品パッケージには、
「無添加」
「添加物不使用」
「化学調味料不使用」
と書いてある商品があります。
「無添加」って書いてあるからコレを買おうかな!
ちょっと待ってください!!!一旦ストップです!
このように堂々とPRしている商品の裏ラベルをよく見てみると、
「酵母エキス」と書いてあることがあります。
パンやビールなどから酵母の成分を抽出して、味や風味の補強として用いられるモノ
全て天然の原材料から作られているため、添加物でなく食品として分類されます。
そのため「無添加です!」と堂々とアピールができます。
酵母エキスは、添加物である「うま味調味料」の代わりに使われることが多いです。
たとえば、
- だし
- 味噌
- 調味料(ドレッシング、タレ類など)
- 〜の素(◯ook Doなどの商品)
- カレー、シチューのルー
- スナック菓子
- カップラーメン
などなど他にも色々な食べ物に使われています。
酵母エキスも「たん白加水分解物」同様に、
使われている原材料を挙げ出したらキリがないほど多くの食品に使われています。
酵母エキスの問題点は
- アレルギー症状を引き起こす危険性
- 味覚破壊のリスク
①は、酵母エキスの製造過程で発生する不純物が体に与える影響として
- 皮膚や粘膜が荒れる
- かゆみが出る
- 慢性の下痢
- イライラしたり怒りっぽくる
こういった症状が懸念されています。
つづいて②は、「人の味覚を狂わせてしまう危険性」についてです。
そもそも酵母エキスもたん白加水分解物と同様に味の補強剤として使用されます。
素材が持つ本来の味に対して、更に追加して味を加えることで、
より「濃くて美味しい味」を生み出すことができます。
この酵母エキスの味に慣れてしまうと、
酵母エキス不使用の食べ物に、物足りなさを感じてしまうことがあるそうです。
なかには正真正銘の無添加のだしに対して、
「味が薄過ぎる」と言って毛嫌いする人がいるそうです。
とくに、「酵母エキス」は子どもにとっては避けたいモノのひとつとして挙げられます。
子どものうちに、酵母エキスの味に慣れてしまうと
- 本当の味の良し悪しが分からなくなる(味覚音痴)
- 将来的に、濃い味付けを好むようになりる(塩分・糖分過多のリスク)
とくにこれから成長を迎える子どもには
「なるべく与えない」
「なるべく摂らせない」
ことをオススメします。
③ブドウ糖果糖液糖
3つ目が「ブドウ糖果糖液糖」です。
読み方は「ブドウトウ/カトウ/エキトウ」です。
う〜〜ん、読みにくい
それに語呂悪いですよね..
安いデンプンからつくられる糖と果糖の混合液のコト
この「ブドウ糖果糖液糖」は、子どもの大好きなお菓子やジュースによく使われます。
元々が液体ということもあり、ジュースを作るのにかなり相性がいいモノです。
ちなみに甘いペットボトル飲料には、必ずと言っていいほどこの「ブドウ糖果糖液糖」が入っています。
余談ですが、
・ブドウ糖果糖液糖
・果糖ブドウ糖液糖
↑のように、名前が若干違う場合がありますが、
コレは「ブドウ糖」と「果糖」の含有量によって変わりますが
だいたいは同じモノと認識して問題ないと思います。
この「ブドウ糖果糖液糖」の問題点は、
- 血糖値を急激に上げる
- 遺伝子組換えの原料使用
①については、「ブドウ糖」と「果糖」が最初から分かれているため、
分解する必要がなく、あっという間に吸収されてしまいます。
コレにより血糖値が爆上がりします。
血糖値の急上昇は、糖尿病のリスクが指摘されています。
②は、「ブドウ糖果糖液糖」の原料はそもそも安いデンプンからつくられています。
コレは一体何のデンプンから作っているかというと
外国産の遺伝子組換えのじゃがいもや、トウモロコシです。
よく人工甘味料の危険性が指摘されがちですが、
この「ブドウ糖果糖液糖」も同じくらいの危険性があるといっていいのでは、と個人的に思います。
④ショートニング
『ショートニング』
一度は聞いたことがあるでしょうか?
液体の植物油に水素ガスを添加してつくられた固体の油のコト
この「ショートニング」の問題点としては、
トランス脂肪酸が多く含まれていることです。
トランス脂肪酸について詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてください↓
ちなみに、
- ショートニング
- マーガリン
- ファットスプレット
この3つはトランス脂肪酸が多く含まれています。
トランス脂肪酸を多く摂ると、
- 心臓疾患
- がん
- 糖尿病
- うつ病
- アルツハイマー、など
色々な病気との関係が指摘されています。
この「ショートニング」が原材料としてよく使われるのは、
- ケーキ
- バウムクーヘン
- クッキー
- 菓子パン、など
↑こういった洋菓子類です。
『マーガリンは体に悪い』
一度は聞いたことがある人もいると思いますが、
『ショートニングは体に悪い』
コレはあまり聞いたことがない人も多いかもしれません
「マーガリン」
「ショートニング」
この2つが原材料にある商品は、なるべく避けることを個人的にオススメします。
まとめ:「無添加」表示のワナに注意して、真の無添加商品を見極めよう!
無添加表示だけど気をつけるべき原材料は
- たん白加水分解物
- 酵母エキス
- ブドウ果糖液糖
- ショートニング
今回は、
- あらゆる食べ物によく使われていて
- 添加物じゃないけども
- ソレってほぼ添加物じゃない!?
というモノを4つ紹介しました。
もちろんですが今回紹介した以外にも同様な
”添加物っぽいモノ”は他にもまだまだあります。
ただしこの4つを覚えておくことはかなり有効だと思います。
それほどこの4つの原材料は、あらゆる多くの食べ物に使われています。
しかし、この4つを全て避ける食生活はかなりハードです。
ぼくは完全に無理です。笑
なのでぼく自身は、
- 「なるべく」「できる限り」避ける
- だいたい60点くらい取れていれば良し
↑コレくらいの温度感でやっています。
あまりにもこだわり過ぎると、精神的に辛くなってしまうので、ここのバランス感は人それぞれだと思います。
ただ、このバランス感を決めて維持するのは本当に難しいです
あなたにとって、心地よくいられる温度感やラインで商品選びをして
ストレスない楽しい食生活を日々送っていただければと思います。
一番大切なコトは「いかに長く続けられるか」だと個人的には思います。
それではまたねっ!