毎日のおやつにコーラは最高だね
レモン系の炭酸飲料からビタミンCを摂取しているよ。
運動中の栄養補給にはスポーツドリンクだよね。エネルギーチャージには最適さ。
ところで実際の話、ウチの家族は「甘い清涼飲料水」をけっこう飲んでいるんだけど、別にカラダに悪いものではないよね….?
こんな人のための記事です。
この記事を読めば、
- 清涼飲料水とは
- 清涼飲料水に含まれる「人工甘味料」と「ブドウ糖果糖液糖」について
- 甘い清涼飲料水を避けたい理由
- 甘い清涼飲料水をやめたい人の対策法
がわかります。
それでは、これから「清涼飲料水」についてアレコレ述べていこうと思います。
とその前に結論です。
「人工甘味料」、「ブドウ糖果糖液糖」入りの清涼飲料水はできるだけ避けるべき。
理由①
シンプルにカラダに良くない
理由②
圧倒的に糖分の摂りすぎ
理由③
中毒になりやすい
【対策】
①飲まない
②飲む頻度を減らす
③−1.より糖分が少ないモノを。
③−2.代わりに100%果汁のジュースなど
この記事は、だいたい4〜5分後で読むことができます。
少々の間、お付き合いくださいますようお願いします!
清涼飲料水とは
清涼飲料水とは、乳酸菌飲料やアルコール1%未満の飲み物以外の飲み物をいいます。
たとえば
- 炭酸飲料
- スポーツドリンク
- お茶
- コーヒー
- 野菜ジュース
- 豆乳
などが挙げられます。
一般的に、みなさんがイメージする「飲み物」の多くは、だいたいが清涼飲料水です。
ちなみに、「清涼飲料水」と「ジュース」、「ソフトドリンク」は似ていますが、明確な区別があります。
果物を絞って作られた果汁100%の飲み物のこと。
(ちなみに、法律で果汁100%の飲み物のみ、パッケージに果物の写真を使うのが許されています)
アルコール類をハードドリンクといい、その逆のノンアルコール類全般のことを、ソフトドリンクといいます。
なので、「清涼飲料水」も「ジュース」もソフトドリンクに分類されます。
「清涼飲料水」って日常生活に欠かせないモノの一つだよね
こう考えている人も多いと思います。
実際に、
朝食代わりに野菜ジュース飲んでます
一息タイムには缶コーヒーだよね
おやつには炭酸飲料で、運動中にはスポドリで栄養補給さ!
こんな感じで一日に2〜3本飲む人もいるのではないでしょうか。
多くの人は、
- おいしいから
- 味がすき
- 健康のために
- 栄養チャージに
- 気合を入れるために
- リラックスするために
こういった理由でないでしょうか。
一方で、みんな大好きな清涼飲料水には意外と知られていない問題点もあります。
清涼飲料水にも添加物は使われている
清涼飲料水にも添加物が使われています。
商品にもよりますが、
・香料
・人工甘味料
・着色料
・保存料
などが使われます。
なかでも、甘い清涼飲料水には「人工甘味料」といった添加物が使われていることがあります。
この「人工甘味料」がいろいろと問題視されています。
清涼飲料水に使われている「人工甘味料」とは
人工甘味料とは、その名の通り人工的につくられた甘味料です。
清涼飲料水でよく使われる人工甘味料は、
・アスパルテーム
・スクラロース
・アセスルファムK
などです。
コレらは、なんと砂糖の約200〜600倍の甘さがあるといわれています!
ちなみに人工甘味料はカロリーがゼロ、もしくはほとんどありません。
ゼロカロリーと謳っている商品や、スポーツドリンクにこの「人工甘味料」が使われていることが多いです。
「人工甘味料」を避けるべき理由
人工甘味料については、健康への影響が指摘されています。
人工甘味料入りの清涼飲料水で、
- カロリーゼロ
- 糖質ゼロ
- ダイエット
↑を謳っている商品があります。
カロリーゼロ、糖質ゼロ、ダイエット飲料ってめっちゃ健康的じゃん!
こう考える人も多いはずです。
ただ実際のところは
逆なんです。
人工甘味料入りの飲料は、肥満や糖尿病のリスクを高めてしまう危険性があります。
具体的な報告では、
2014年には、イスラエルのワイツマン科学研究所のチームが、サッカリン、アスパルテーム、スクラロースの3種の人工甘味料を検証したところ、それらが腸内細菌に影響を与えてバランスを乱し、血糖値レベルを引き上げ、肥満や糖尿病のリスクを高める可能性があることを、イギリスの科学誌『ネイチャー』に発表しています。
引用:家族と自分を守る「安心な食品」の選び方 著者;阿部司
また、
ハーバード大学やコロンビア大学の研究で、人工甘味料入りの飲料を常飲している人に、メタボリック症候群、糖尿病のみならず、腎臓機能低下、脳卒中、心筋梗塞の発症リスクもかなり高まるという結果が報告されています。
引用:家族と自分を守る「安心な食品」の選び方 著者:阿部司
他にも世界的に有名な大学、研究所が人工甘味料の危険性を指摘しています。
健康のために飲んでいたモノが、逆にカラダによくないっていわれるなんて…….。
人工甘味料の甘さに慣れると、無性に甘いものが欲しくなる「人工甘味料依存症」になる危険性があるとのことです。
人工甘味料は、後を引くような甘さを感じます。
甘みを感じると、人の脳はドーパミンを放出して快感を与えます。
それが
- 日常的になる
- 人工甘味料の甘みが切れると
- 禁断症状のような状態に
- そしたらもっと欲しくなる
①から④が延々とループする感じです。
コレで止めたくてもやめられない。
いわゆる人工甘味料の”中毒”になってしまいます。
こうなると、さらに人工甘味料の摂取量が増えて、更に糖尿病などの危険性が上がります。
清涼飲料水の人工甘味料として使われる
- スクラロース
- アセスルファムK
コレらは完全な化学合成物質で、
自然界には存在しません。
一度カラダの中に入ると、分解も代謝もされずにカラダ中をぐるぐる廻ります。
そして、最終的に肝臓や腎臓に蓄積されます。
その結果、肝臓や腎臓にかなりのダメージを与え続け、免疫力を低下させるといわれています。
一度カラダに摂り入れたら、二度とカラダから出てこないって….怖すぎる。
清涼飲料水に使われている「ブドウ糖果糖液糖」とは
甘い清涼飲料水には、ほぼ
- 人工甘味料
- ブドウ糖果糖液糖
どちらかが使われています。
この②ブドウ糖果糖液糖とは、安いデンプンから作られる甘味料のことです。
ちなみにコレは添加物ではありません。
原材料のほとんどはアメリカ産の安い「遺伝子組換えのトウモロコシ」から作られています。
ブドウ糖や果糖が含まれる量などにより名前が変わります↓
- 果糖ブドウ等液糖
- 高果糖コーンシロップ
- 異性果糖
ただ、ざっくりいえば同じです。
ブドウ糖果糖液糖は砂糖よりも価格が安いため多くの食品に甘味料として使われています。
たとえば、
- 清涼飲料水、乳酸菌飲料
- ノンアルコールビール
- スイーツ、アイス
- キャンディ、グミ
- お惣菜、缶詰
- 焼肉などのタレ類
他にも多くの食品に使われています。
ちなみに、
子どもの好きなお菓子には、よくこのブドウ糖果糖液糖が入ってます。
「ブドウ糖果糖液糖」を避けるべき理由
人工甘味料と同様にブドウ糖果糖液糖もいろいろと問題視されています。
アメリカでは、「ブドウ糖果糖液糖」が国民の健康を脅かすなどの理由で使用禁止の運動が展開されたり。
世界保健機関(WHO)は、肥満や糖尿病が増加した原因の一つとして、糖分入り飲料の課税を各国に呼びかけ、欧米で検討がされたり。
添加物じゃないからOKってことではないんですね。
厚生労働省の発表によれば、日本人の5人に1人は糖尿病および、その予備軍とのこと。
個人的に、糖尿病の増加率に一役買っているのが、このブドウ糖果糖液糖だと思っています。
理由は
- 血糖値を急上昇させる
- カロリーの過剰摂取
ブドウ糖果糖液糖は、最初からブドウ糖と果糖に分かれています。
お米のデンプンを体内が吸収する際は、
- ゆっくり分解
- 吸収
このステップを踏みます。
しかし、ブドウ糖果糖液糖の場合は、この①の過程を飛ばして一気に吸収します。
コレにより血糖値が急激に上がります。
血糖値の急激な上昇は、糖尿病の大きな原因になります。
また、カロリーの過剰摂取も指摘されます。
ペットボトル一本の清涼飲料水には、
砂糖50グラム相当のカロリーが入ってます。
コレをスティックシュガーの本数に換算すると、
コカ・コーラ・・・約18本分
C.C.レモン・・・・約16本分
なっちゃん・・・・約15本分
ポカリスエット・・約10本分
レモン50個分のビタミンC ・・約16本分
こんなにも多くの糖分が含まれています。
糖分の一日あたりの摂取量は、
「体重1キログラムあたり、一日1グラム」
コレが理想だといわれています。
体重50キロの人がペットボトル一本飲むとオーバーしてしまう量です。
最近では、ブドウ糖の摂りすぎで小学生や中学生でも、糖尿病になる子どもが増えているとのことです。
糖分の過剰摂取で、高血糖状態になるとブドウ糖が尿中に排泄される際に水分も一緒に出ていってしまいます。
そうなると
- オシッコの量が増える
- カラダの水分が不足する
- のどが乾く
- また糖分たっぷりの清涼飲料水を飲む
- さらに血糖値が上がる
①から⑥が延々と繰り返されます。
たしかに甘い飲み物を飲めば飲むほどノドが乾くんだよね。
こんな経験をした人もいるのではないでしょうか。
そして、血糖値が上がり一時的にはハイな気分になり満足感が得られます。
しかし、再び血糖値が下がるとイライラし出し→また清涼飲料水を飲む。
完全に負のスパイラルといえます。
コレがなかなか断ち切れず、ブドウ糖果糖液糖の”中毒”になってしまう原因といえます。
なかでも避けたい清涼飲料水とは
- ゼロカロリー、糖質ゼロ飲料
- スポーツドリンク
個人的には、この2つです。
理由は、
- 他よりも添加物が多い
- 人工甘味料が使われている可能性大
とくに、
- 小さいこども
- 肥満体質な人
- 糖尿病予備軍の人
は避けたほうがいいです。
小さい子どもがいるご家庭は、子どものためにも、なるべく飲ませない・与えないことをオススメします。
わかったよ。それ以外は飲んでも大丈夫なの?
そうともいえません。
たとえば甘い炭酸飲料に使われる
- 着色料として使われるカラメル色素
- 保存料として使われる安息香酸
コレらは発がん性が指摘されていますし、
エナジードリンク類に関しても、問題が多い飲み物の一つです。
今回は、あくまで清涼飲料水の「糖」のみにスポットライトを当てていますので、その点はご理解いただければと思います。
考えるべき点は→量と質です
そもそも大前提として、糖分の摂りすぎは基本NGです。
コレが大原則です。
たとえ、それが高品質な砂糖だとしてもです。
それを踏まえたうえで考慮すべき点は、
- 量
- 質
まずは量です。
もう一度いいます。
なんといっても量です。
量こそが肥満や糖尿病のリスクを高める大きな要因です。
なかでも、「甘い清涼飲料水」は糖分を過剰に摂り過ぎてしまいます。
次に質です。
ほとんどの甘い清涼飲料水に「人工甘味料」もしくは「ブドウ糖果糖液糖」が甘味料として使われます。
正直、コレらはお世辞にも質がいいとはいえません。
結論、甘い清涼飲料水は、糖の量と質のどちらもよくないです。
できるならオススメしたいこと:①なるべく飲まない。②頻度を減らす。③せめて今よりいいモノを
ステップ1:なるべく飲まない
なるべく飲まない。
水やお茶を飲みましょう!
ハハハ。そんなの無理に決まってんじゃん!!
ですよね…..。
ステップ2:飲む頻度を減らす
であれば、
飲む頻度を減らしましょう。
たとえば
- 一日2回から1回に
- 一日1回から2日に1回に
- 週末のご褒美タイムのみ
こんな感じで徐々に、少しずつペースを減らしていく。
コレであればいきなり止めるよりもハードルは低いかと。
ステップ3:代わりのモノを飲む
とはいっても、やっぱり無理だよ!
という人に向けて具体的な方法は、
- より糖質が少ないものを
- 100%果汁のものなどを選ぶ
今の代わりとなるモノを飲みましょう。
①は、量の観点からです。
シンプルに糖質がより少ない方が、糖尿病や肥満になるリスクは低くなるからです。
②は、質の観点からです。
同じ糖質量でも人工甘味料やブドウ糖果糖液糖入りの清涼飲料水よりは、まだ素材面で安心できるからです。
その際には、商品の裏ラベルを確認しましょう。
・糖質はどれくらいか
・100%果汁と記載があるか
など、コレをチェックしましょう。
ちなみに、糖質の記載がないときは
「炭水化物に書かれている量」=「糖質」とみなせばOKです。
まとめ:結局のところ飲む・飲まないは個人の自由です。
個人的には、甘い清涼飲料水を飲むのはオススメしません。
ですが、結局のところ「飲むも飲まないも個人の自由です。」
人工甘味料とブドウ糖果糖液糖が、ありとあらゆる食品に使われているのはシンプルに、
おいしいからです。
実際に、他の食品の裏ラベルも見てみると
あの商品にも!
この商品にも!!
こんな商品にまで!!?
といった感じで、私たちの食べ物や、飲み物にかなり浸透しています。
これこそ企業が丹念に、汗水を流し
- いかに安く
- 多くの人がおいしいと感じるものを
コレを愚直に追求した結果です。
言い換えるなら、「人工甘味料」と「ブドウ糖果糖液糖」は、企業努力の産物ともいえます。
なぜ企業はここまで努力をするのか
それは消費者のニーズを満たすため
一番の理由は、われわれがソレを求めたからです。
つまり、人工甘味料もブドウ糖果糖液糖も、われわれ消費者のニーズの産物ともいえます。
なので、
カラダによくないものをつくるな!
企業利益だけに走らないで!
それって消費者を騙してるんじゃない?
こういう気持ちはもわかりますが、
すべてが企業の責任でも、企業がわるいワケでもありません。
消費者が欲したモノをつくり分配するのが企業の役割です。
何を、いつ、どこで、いくつ買うのか
それらはすべて個人の自由です。
結局は、自分が選んで買っている。
コレがすべてです。
そんなこといったって知らなかったもん。そんなのフェアじゃないよ!
それに関しては、ほんとその通りだと思います。
消費者が判断できるように、飲料メーカー側は商品の情報をもっとオープンにしてほしいです。
- 原材料の詳細
- 摂取量の目安
- 健康へのリスク
- 消費者が正確に判断ができる表示
ここらへんの情報は改善の余地は、まだまだあると思います。
何事も理解した上で、自分が信じるもの選んで買う。コレが一番大切なのかなと思います。
それではまたねっ!